「VLOOKUP関数って大文字/小文字を区別しないの?」
そう思ったことはありませんか?
私もEXCELを利用しているときに同じ悩みを抱えましたことがありました。
EXCELで大文字・/小文字を区別する方法をお伝えします!
具体的なケース
EXCELで次のような表を作成してみました。
ここでは、次のようなケースを想定してみます。
【実現したいこと】
EXCELのVLOOKUP関数を用いて商品コードを打つと正しい商品名が表示させる。
(商品コードの大文字/小文字は区別されること)
EXCELのVLOOKUP関数を用いて商品コードを打つと正しい商品名が表示させる。
(商品コードの大文字/小文字は区別されること)
ここでは関数をC6セルに入力することにします。
では、VLOOKUPの成功例と失敗例を押さえておきましょう。
【理想形】
「a001」と入力されたら「部品C」と表示される。
「a001」と入力されたら「部品C」と表示される。
【よくある失敗例】
「a001」と入力されたら「部品A」と表示される。
「a001」と入力されたら「部品A」と表示される。
さて、上記の要件を実現するには、
C6にどんな数式を入れれば良いのでしょうか?
【よくある失敗例】大文字/小文字を区別できていない
それでは、早速次の数式を入力してみます。
=VLOOKUP(C4,E4:F7,2,FALSE)
早速、この関数を入力してみます。
果たして、大文字と小文字は区別されるのでしょうか?
大文字と小文字がまったく区別されていません!
【成功例】INDEX関数を使用して大文字と小文字を区別する
今度は、次の数式を入力してみます。
=INDEX(F4:F7,MATCH(TRUE,EXACT(C4,E4:E7),0))
早速入力してみます。
そして、
Shift+Ctrl+Enterを同時に押してみます。
御覧ください。
正しく「部品C」と表示されました。
つまりは、大文字と小文字を識別することができました。
整理すると、EXCELで大文字と小文字を区別するための関数は次の通りです。
=INDEX(表示させたい範囲,MATCH(TRUE,EXACT(照合したいキーのセル,キーの範囲),0))
こちらを使用する際、数式を入力したあと
Enterだけではなく、
Shift+Ctrl+Enter
なのでお気をつけください。
これでEXCELのVLOOKUPで大文字と小文字を区別できるかと思います。
