中小企業診断士の試験においても出題されるTOB(株式公開買い付け)。
わかりやすく解説します。
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TOB(株式公開買付け)とは
TOBは”Take Over Bid”の略です。
不特定かつ多数の者に対して買付価格や期間などの公告等を通じて、その保有する株券等を売ってくれるように勧誘し、取引所外でそれらの株券等を買い付けることのことです。
TOBの目的
下記の目的があります。
・上場会社を買収する
・経営の実権を握る
TOBのメリット
予定を組みやすいことが最大のメリットです。
あらかじめ決めた期間に、決めた価格で、決めた株数を買い取ることができます。
TOBのデメリット
買収のための費用がかさむことです。
通常よりも高値で買い取ることになるため、買収に多額の費用がかかります。
TOBを理解するために見るべきドラマ2選
TOBの説明を文字だけ追っていても理解は難しいです。
私はあるドラマを観たことでしっかりとイメージができました。
メガバンク最終決戦
『メガバンク最終決戦』は、波多野聖による経済小説が原作のドラマです。
米ファンドと現経営陣の株の奪い合いが繰り広げられており、
TOBの理解に役立つシーンが多いです。
ハゲタカ
『ハゲタカ』は、”ハゲタカ”と呼ばれる外資系ファンドマネージャーの主人公が次々と腐った日本企業を買収して蘇らせるというあらすじのテレビドラマです。
「ハゲタカ」の異名を持つファンドマネージャーと企業再生に力を尽くす銀行員という対照的な2人が買収ビジネスを巡ってしのぎを削り、企業の再生方法を模索します。
副題が「ROAD TO REBIRTH」(「再生への道」の意)というように買収を経て企業再生する過程が学べます。
就活でIB・投資銀行を目指してる学生は観たほうがいいのではないのでしょうか。
(私は投資銀行で勤務したことはないのでどれほど再現性が担保されているかは責任を取れません。)
まとめ
TOBは中小企業診断士の試験では頻出ワードです。
しかし、社会経験が浅いといまいちイメージを掴むことができません。
勉強が単なる字面の暗記になってしまいます。
そういうときは勉強の息抜きがてらドラマを見て実際の現場をイメージすることも大切です。