この世に存在する仕事の中でも「営業」は辛くて泥臭いイメージがまだまだ存在します。
営業でも特に「不動産」はそんな負のイメージが強いのではないかと思います。
実際に周りでも不動産に就職した人を見るとかなり大変そうなイメージです。
では、不動産の営業ってどんな感じなのか?を漫画を読んで学んでみました。
辛い?稼げる?「不動産」業界の営業の特徴

いまの時代、「営業」は人気のない職業です。
30歳以上の親世代が子どもに将来なってほしくない職業でも「営業」はなんと2位に選ばれています。
30歳以上の親世代が子どもに将来なってほしくない職業
1位 YouTuber 59%
2位 営業マン 11%
3位 ゲームクリエイター 8%
4位 スポーツ選手 7%
5位 公務員 7%
(出典:https://www.creact.co.jp/blog/20180326)
そんな「営業」ですが、中でも「不動産」業界の営業に関しては特に泥臭いイメージがあります。
土日にも関わらずティッシュを配る営業マン、肌真っ黒になりながら立て看板を持つ営業マン・・・・これらの光景は容易に想像ができるかと思います。

確かに「営業」と聞くと、辛くて大変というイメージが先行し、とてもやりたいとは思えないのが正直な感想です。
では、なぜこんな辛いイメージしかない不動産営業は絶えないのでしょうか?
実際に不動産に勤める営業マンにヒアリングしてみました。
それはある魅力があるからだそうです。
ずばり、それは「インセンティブ」です。
インセンティブとは、会社側で決められた目標を達成したときに、通常の月給とは別に会社から支給されるボーナスのようなものです。
不動産業界の営業はこのインセンティブ制度があることが多いです。
つまり、サラリーマンでありながらも「成果を出せば出すほど稼げる完全実力主義」となっています。
そして不動産という高単価商材を扱っているため、インセンティブの額も大きいのが魅力です。
「不動産を売れば売るほど金がもらえる」
自分の腕に自身があるビジネスマンにとっては人気の職種になるのは想像に難くないと思います。

固定給や残業でしか稼げないサラリーマンにとっては確かにインセンティブといった制度は夢のような制度ですね。しかし、実力がないと難しいのでは・・・と思ってしまいます。
「正直不動産」を読んでみた

ここで「正直不動産」という漫画があるので、読んでみました。
あらすじは下記のような感じです。
登坂不動産に勤める主人公・永瀬はトップ営業マンとして名を馳せていた。
しかし、ある祟りによって状況は一変してしまった。
その祟りとは「嘘をつけない身体になってしまった」という内容である。
そう、不動産の営業マンとして売上を上げ続けるには「嘘をつくこと」が必須要件とも言えるのだ。
その嘘でいままで作り上げた栄華は崩壊してしまった。しかし、正直に営業を続けているとある変化が・・・?
不動産の企業に勤める1人のサラリーマンの話です。
そして、この漫画を読むべきは次の人物です。
- 不動産の購入を検討している
- 就職先として不動産業界を考えている
- 不動産業界について勉強したい
漫画では実際に不動産用語が飛び交います。
しかし、不慣れな不動産用語であっても解説つきなので不動産に疎い人でも読みすすめることができます。
「正直不動産」の作者は?不動産業界出身なの?
なぜ、こんなにも不動産業界についてこと詳細に書くことができるのか?
作者の夏原武氏について調べてみました。
これが夏原武氏です。
人を見かけで判断するのは良くないことですが、道に歩いていたらまず目を逸したくなりますね。

サンドウィッチマンの伊達にちょっと似てません?
では、どのようなバックグラウンドなのかを整理してみました。
- 父親が建設省のOBで土木コンサルタント会社に天下って談合屋をやってた
- 1980年代の土地バブル時代に地上げなどに関わる機会があった
- 知り合いの不動産業者と仲良くなり過去に行っていた手口をヒアリングしている
このような背景があるので事実に基づいてリアルなストーリーを描けるようです。
ちなみにインタビューでは「Amazonが不動産業界に参入したら日本の不動産業界はあっという間に崩壊する」などコメントしており、不動産業界の特殊性を垣間見ることができます。