Salesforce社が提供するソフトウェア「Pardot」では効果的なマーケティングが可能です。
その中よく使われることがある「オートメーション」機能についてまとめていきます。
目次
適切なオートメーションツールを選択する
Pardotには多岐に渡るオートメーションツールが存在します。
各オートメーションルールを理解した上で適切なオートメーションルールを選択する必要があります。
ニーズに合ったオートメーションツールを選択することによって、マーケティング活動を簡素化することができます。
どのオートメーションルールを使用すべきかは次の質問に答えることによって導くことが可能です。
- ルールは条件に基づいていますか? それともプロスペクトが実行するアクションに基づいていますか?
- アクション — 完了アクションを使用します。
- 条件 — ステップ 2 に進みます。
- 1回限りのオートメーションですか?
- はい — セグメンテーションルールを使用します。
- いいえ — ステップ 3 に進みます。
- 目的は何ですか?
- リストの更新 — ダイナミックリストを使用します。
- 条件に基づくアクション — オートメーションルールを使用します。
文章だと理解し難いと思いチャートにしました。
次の図を見てください。

Pardotにおける適切なルール選択
では、各機能について解説をしていきます。
Pardotの便利なオートメーションツール①完了アクション
完了アクションを使用すると、プロスペクトがマーケティングアセットを操作したときのアクションを自動化できます。
要は、プロスペクトとして管理されている見込み客がなにかアクションを起こしたとき、それをトリガーとして発動する動作のことです。
こちらの完了アクションを設定する前のアクションに遡って適用されることはありません。
Pardotの便利なオートメーションツール②オートメーションルール
オートメーションルールは、繰り返し可能で、条件に基づいたルールであり、一致するプロスペクトを検索してアクションを適用します。
10分おきに評価を実行し、ルールの評価基準に一致するプロスペクトを検出します。
アクションは1回限りが基本だが、複数回に設定もできます。
その際は上限回数と間隔も併せて設定します。
Pardotの便利なオートメーションツール③セグメンテーションルール
セグメンテーションルールを使用すると、プロスペクトのリストを作成し、特定の条件に基づいてセグメンテーションアクションを適用できます。
オートメーションルールとは異なり、セグメンテーションルールは継続的には実行されません。
セグメンテーションルールは 1 回実行され、ルールの実行時にルールの条件を満たすプロスペクトのみが合致します。
ざっくりと説明すると、「現時点において〇〇という条件に合う人」を抽出する機能になります。
Pardotの便利なオートメーションルール④ダイナミックリスト
ルールベースのダイナミックリストでは、プロスペクトが条件に合致すると自動的に追加され、合致しないと自動的に削除されます。
間隔は10分ごとにデータベースに存在する全てのプロスペクトを評価する。
条件を満たせばリストに追加され、条件を満たさなくなればリストから除外される。