スーパーでよく見る「セルフレジ」。
そのセルフレジがいよいよローソン全店で導入されるようです。
ローソンでセルフレジが導入される
4月1日こんな報道がされました。
ローソンが、買い物客が自分で商品のバーコードを読み取って会計する「セルフレジ」を全店で導入することが1日、分かった。
買い物客の利便性向上や深刻化する店舗の人手不足解消につなげる。店舗ごとの状況に合わせて試行し、10月に予定される消費税増税までに全店で運用する。
全国約1万4千店のレジは、既に通常のレジとセルフレジを切り替えることが可能となっている。各店舗は順次、混雑状況や従業員の勤務人数などによって使い分けて運用する。支払いの方法は、電子マネーやクレジットカードといったキャッシュレス決済限定となる。
セルフレジが全店に導入されることが決まりました。
ここでローソンがセルフレジを導入するメリットとデメリットを考えてみました。
セルフレジ導入のメリット
ローソン側からしたら、
・人手不足の解消
・回転率UP
などのメリットが考えられます。
他にも、非正規雇用(アルバイトなど)のシフトを組む際のリスクヘッジになるかもしれません。
どういうことか?
コンビニはだいたいの場合、アルバイト中心に店舗の運営が行われています。
経営サイドからしてみたら、アルバイトは常にシフトを出してほしいわけです。
(店が営業できなくなってしまうので。)
コンビニ経営はこういったリスクをはらんでいます。
しかし、主業務である「レジ」を人依存から機械依存にシフトしていくことで、
こういったリスクも減らしていけるのかもしれません。
セルフレジ導入のデメリット
しばらくは高齢者をはじめ、操作の際に戸惑いが起こりそうです。
マニュアルを作成し共有したり、非常にシンプルな画面にするなどして
セルフレジの導入をスムーズに行う必要がありそうです。
また、初期投資額がかさむというのもデメリットなのかもしれません。
セルフレジ導入により人件費を削減することができますが、
それ以上にイニシャルコストがかかると予想されます。
単純作業が機械化される時代へ
今回の報道を受け、「シゴトが機械に代替される世界はすぐそこまで来ている」と改めて感じました。
単純作業は実際に機械化されています。
実際にバックオフィス系の職種はRPAに代替され、リストラも現に起こっています。
RPAとは「Robotic Process Automation /ロボティック・プロセス・オートメーション」の略語で、ホワイトカラーのデスクワーク(主に定型作業)を、パソコンの中にあるソフトウェア型のロボットが代行・自動化する概念です。
しかし、私はこの状況は悲観的になるものではないと考えます。
なぜなら、「めんどくさいことは機械にやらせ、人間は好きなことをやる」という時代だからです。
あらゆる職の機械化により一時的に失業が発生するかもしれません。
しかし、その先に待っているのは明るい未来なのではないでしょうか。