以前まで、偏差値の高い大学を卒業して大手企業に就職するという道が人生の勝ち組であると考えられてきました。
(なお、現在もそう考えている人はいます。)
しかし、今後、収入と学歴は関係がなくなっていくと思います。
有名大学を卒業して大手に就職して幸せか?
私は某有名大学を卒業してコンサルティングファームに就職しました。
自分で言うのもなんですが、いまの世間からしたら、どちらかといえば勝ち組に分類されることでしょう。
1年目にして、年収も世間の平均年収を超えます。
しかし、これは幸せなのでしょうか?
収入の額が幸せを左右するのは確かです。
しかし、幸せを決める要因は収入以外にもあります。
就活当時、内定を勝ち取った知人はもれなくみんな幸せそうでした。
希望に満ちており、明るい未来を描いていました。
しかし、実際に就職すると一変しました。
うつ病になるものもいれば、胃を壊すものもいました。
学生時代の明るさを失った者も目の当たりにしました。
内定当時思い描いていた未来はこんな現実だったのか、と考えさせられました。
有名大学を出ていなくても稼ぐ人は稼ぐ
私は小中は公立を卒業しています。
そのため、親しい友人のなかには中卒の人もいます。
有名大学に在学中知り合った友人とは気色がまったく違います。
私は、世の中には中卒でも高卒でも稼いでいる人材がいるということを実際に確認しました。
また、今の時代ツイッターなどでも稼いでいる人は発信をしています。
彼らの特徴は様々ですが、
・ビジネスをつくり回している
・プログラミングなど需要のあるスキルを備えている
・半端なく残業している
・営業のインセンティブなどで稼いでいる
などです。
相次ぐ大手企業における経営不振・リストラ
ここ最近では、大手企業に関する良くないニュースが流れています。
たとえば、「野村證券」
言わずもがな、証券業界を牽引してきた日本トップレベルの企業です。
しかし、2019年4月時点では最終赤字が1004億円にも登っています。
ほかにも、「富士通」
こちらも2019年3月時点で45歳以上に早期退職制度を勧めています。
(実質的なリストラと思われます。)
大手企業に勤める魅力は「安定」「終身雇用」「高待遇」などです。
しかし、このような事例を見る限り、大手企業に勤める魅力はなくなっていると考えていいでしょう。
真の一流企業が学歴を求めなくなった
そして、学歴がいらないといえる最大の契機は一流企業が学歴を求めなくなってきたことです。
そもそも、学歴が必要な理由は多くの場合、「良い企業に就職するため」です。
(もちろん、学問のために大学に通っている人もいます。)
しかし、GoogleやAppleなどの外資IT企業をはじめとして多くの大学が学歴を見ない選考を始めています。
本当に学歴が不要な時代に突入したということの合図であると感じています。
まとめ
これからの時代の資本主義社会を勝ち抜いていくためには、前と変わらず収入を維持・UPさせることが不可欠です。
そして、そのためにはいままで「学歴」が大切だと思われてきました。
しかし、アメリカの大手企業はじめ「学歴は不要である」という宣言がなされました。
今後必要なものは「学歴」に代わり「スキル」です。
そして「どのスキルを身につけるか」はしっかりとマーケットを見て需要のある産業を探すことが大切です。