これまでに何人もの学生のESを添削してきました。
そこで、読みづらいESには共通点があることに気づきました。
その学びを活かし、ESを書く際のコツをお伝えします。
エントリーシートの重要性
そもそも就活において選考はどのようなプロセスで進むのかを確認します。
一般的には、
書類選考→グループディスカッション→面接→内定
という選考フローだと思います。
つまり、
ESは選考において最初の関門であり避けては通れない道です。
それゆえに、どんな人でもしっかりと対策をすることが大切です。
次章でES記入における具体的なアドバイスをします。
ESを書く際の注意点
ESを書く際の注意点はいくつかありますので、順に見ていきましょう。
質問文と答えを対応させよう
まずよくあるミスとして「質問文に対して間違った答え方をしてしまう」というものです。
これは、ESの内容ではなく文法的な問題なのですぐに修正が可能です。
では、どのようなミスのことでしょうか?
例えば、

あなたが学生時代に力を入れたことはなんですか?
という質問があったときの正否を示します。
なにが行けないのでしょうか?
質問が「~したことは?」と聞いているので、
- 名詞
- 〇〇したこと
とという形で文章を終えなくてはなりません。
他の例を挙げると、「なぜですか?」「理由は?」と聞かれる場合があります。
その際は、
- ~から
- 理由は「~」です
と答えましょう。
こちらのようなミスはすぐに修正ができるので、すぐに自分のESを確認してみましょう。
文章は短く端的に!
ESを書く際ひとつひとつの文章が長くなりがちです。
しかし、ESを読む側は限られた時間内で多くのESを読まなくてはなりません。
そこで大切なのが、
「端的に趣旨を伝える力」
です。
例として以下の文章を読んでみましょう。

学生時代に力を入れたことは?
いかがでしょうか?
私はとても読みたい文章には思えません。
なぜなら、ひとつひとつの文章が長すぎて読むのが苦痛になるからです。
改善するためには下記を心がけることが大切です。
- 文章ひとつひとつを短くする
- 「前提知識」「問題」「課題」を切り分ける
- 力を入れたこと
- 具体的に何をしていたのか
- どんな問題があったのか
- ボトルネックはなにか
の各要素が完結にひとつひとつの文章にまとめられています。
業界用語を避けよう
自身の経験があるからこそわかる用語を用いていませんか?
そういった業界言葉は初心者が聞いたときなんのことかわからず通じません。
例えば、以下のような場合です。
サッカーをやっている人にとっては「フォワード」「ミットフィルダー」などの言葉は当然使うでしょう。
音楽をやっている人であれば「メトロノーム」「テンポ」などの言葉は当然使うでしょう。
しかし、これらの言葉はサッカーや音楽をやってきた人にしかわかりません。
万人共通で伝わらない言葉は避けましょう。
参考書籍
就活していた頃に読んでいた書籍を紹介します。

