残業が多いと言われているコンサルティング業界。
社員として実際に働いている私が「なぜ残業が多いのか」を考えてみました。
コンサル業界に入る前に持っていた残業に対するイメージ
「残業」と聞くと正直、「能力の低い人がやることだろう」と思っていました。
仕事を時間以内に終わらせることができない=管理能力が低い人が行うものだろう、と。
しかし、実際にコンサル業界に身をおいてみてそれは違うような気がしてきたのです。
なぜ残業が発生する?
コンサル業界で残業が発生する理由は以下に分別できる気がします。
残業代発生による動機づけ
これは多くの人にあてはまるかもしれません。
ファームによりますが、残業代が支給されます。
残業代が支給されるということは残業をすればするほどお金が入るシステムなのです。
つまり、平日の夜に特に予定がない人や急いで帰宅する必要もない人は
あえてだらだら仕事をして残業しているケースもあるのです。
コンサル業界だと給料水準は基本的に他業界よりも高いです。
この理由で残業する人は多いのではないかと思っています。
帰りにくい雰囲気
これはコンサル業界特有のものではないでしょう。
日本人特有の現象かもしれません。
周りの人、特に上司が帰っていない場合、
自分が先に変えるのは気が進まないことがよくあります。
これも残業が発生する要因の理由のひとつとして考えられそうです。
クライアントの存在
コンサルは基本クライアントありきの商売です。
クライアント要望がそのままタスクとなります。
仕事は無限に増える一方、時間は無限には増えません。
そのため、定時という概念が崩壊し長時間労働への道へ進むのです。
まとめ
コンサルの残業を例えると、
「数万ピースのジグソーパズルを3分で完成させろ」と言われているような感覚
と近いんじゃないかなと思います。
圧倒的難易度×圧倒的時間制限が無限の残業を生み出しているのです。
残業についてはこちらの書籍が面白かったのでぜひ読んでみてください。
こちらでは残業の実態から解決策までを科学的な根拠を持って主張しています。