実は最近ゆるーく転職活動をしておりました。
そして先日、まさかの内定が出ました。
今の私の心情などお話します。
そもそもなぜ転職しようと思ったのか?
「コンサルティングファーム」
悪くない響きです。
おそらくいまだに学生からの人気も絶えない業界でしょう。
しかし、一方で学生にはなにをしている業界なのかいまいち伝わりづらい側面を持っています。
おそらく完全にB2Bビジネスであることがその要因でもあるでしょう。
正直、私も「コンサルに就職したら経営できるようになる?」「高給?」くらいの思いで
就職先を決めました。
ただ、実際に新人がやっていることは、
・資料作成
・議事録作成(会議の要点を相互認識するためにドキュメント化する)
が多いです。
ITコンサル要素が多いファームだと基幹システムのメンテナンスなどが主です。
そして昨今のコンサルティングファームがやっていることは簡単に言えば「御用聞き」です。
(本来そうあってはならないのですが)
コンサルの仕事は「業務委託化」が進んでいると言われています。
社内でカバーできない業務がコンサルティングファームに外注されるのです。
なのでクライアントの現状を分析してソリューションを提案してゴリゴリ改善☆、
ということは少なくなっています。
(某超難関戦略ファームに就職した友人も同じことを言っていたのであながち間違ってはいないのでしょう。)
そうなってくるとなかなか裁量のある仕事、やりがいのある仕事とはかけ離れていきます。
ましてやコンサルティングファームの上層部は中途入社組が多数を占めています。
そうなってくると新卒入社組としては光が遠のいていくような感覚に駆られるのです。
次第に転職を考えるようになりました。
大手/ベンチャーにおける成長
先日、ITベンチャーに内定をもらいました。
そこで働く人は超大手企業、超難関企業に勤めていた方が多く、
少し話をしただけでも優秀さ、ロジカルさが垣間感じ取られました。

この人達と一緒に企業拡大する経験したら圧倒的な成長ができるだろうな・・・。
そう思いました。
さて私は成長を以下のように勝手に定義しています。
「今までの自分ができなかったことができるようになること。」
ちなみに大辞泉では
「人や動植物が育って大きくなること。おとなになること。」
と定義されています。うーん。
じゃあ大手では成長できないのか?
もちろんNO、つまり成長できます。
しかし、どのようなスキルをつけたいかを考えた時、
大手とベンチャーでは圧倒的に異なってくると考えています。
大手はすでにビジネスが仕組み化されています。
よって、その仕組み化された枠組みの中でいかに忠実に早く仕事ができるかという点が大切になってきます。
また、「失敗ができない空気感」というのは大手に多い気がします。
一方、ベンチャーでは仕組みづくりからやらなくてはいけません。
なんでもとにかく挑戦して失敗したら反省して次に活かすという文化がある点は
大手とは違う側面なのではないかと考えています。
(もちろん、企業によりますが。)
結局なにが言いたいのかというと、
大手=いかに間違えないようにするか
ベンチャー=いかにいろいろ試して最善策を見つけ出すか
というマインドの違いがあるだろうと考えています。
そんで転職するの?
正直迷っています。
これだけは声を大にして言ってもいいですが、
コンサル業界はぶっちゃけ給料が高いです。
最近どのファームも給料上げています。
それもそのはずで人さえいれば回るビジネスでコストなんてまあせいぜい人件費くらいですからね。
その御蔭で新卒入社の私達は「キャバ嬢現象※」が起きています。
※キャバ嬢現象とは・・・
水準より高い給与額が自分の基準としてセットされてしまうことで他の仕事に就けなくなること。ブランドものとか買いはじめたらもう末期だと思ってもらって良い。
(さっきつくった言葉)
また、コンサルタントの抱える悩みとしては「事業への共感が持てない」ということが挙げられます。
端的に言ってクライアントの成長が他人事でしかないということです。
これもまたやりがい減少につながる要因かもしれないですね。
転職についてはよく考えてから行動します。