コンサルティングファームの選考を受ける上で面接は必須です。
そしてコンサル業界の面接ではフェルミ推定とケース問題が欠かせません。
本記事ではフェルミ推定とケース問題の攻略法をお伝えします。
ロジカルさが求められるコンサルティング業界
コンサルティング業界では「ロジカルさ」が求められます。
ロジカルさとは何でしょうか?
私は「“なぜ?”を端的に説明できる能力」だと思っています。
コンサルの就活ではロジカルシンキングが求められる問題が頻出します。
例えば、
▶フェルミ推定
▶ケース問題
です。
コンサル業界を受けるのであれば「フェルミ推定」と「ケース問題」に関する勉強はマストです。
それぞれ詳しく解説します。
フェルミ推定
フェルミ推定とは何でしょうか?
フェルミ推定とは・・・
実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。
わかりやすい例だと、
▶日本にポストはいくつ存在する?
▶食品ロスは年間どのくらい発生している?
などの問題がフェルミ推定として出題されたりします。
普段気にしないようなことに関する量を概算しなければなりません。
ここで大事なのは「その問題に関する知識を持っているか?」ではありません。
「どのような思考プロセスを経てその回答を導いたか?」です。
では、実際に先述した例の「ポストの数」を求めてみましょう。
切り口としては、
▶面積ベース
▶郵便物量ベース
などで考えられるかと思います。
〈面積ベースで考える〉
1平方キロメートルに1つポストが存在すると仮定する。
そうすると、日本の面積を1平方キロメートルで割るとポストの数が
算出できる。
と、いうような考え方。
〈郵便物量ベースで考える〉
一日に送受信される郵便物は〇〇通だと仮定する。
更に郵便物の平均の厚さは〇〇mmで、ポストの大きさは〇〇立方センチメートルだと仮定します。
そうすると、「日本にはどのくらいポストがあれば一日に送受信される郵便物をキャッチできるのか」を導くことでポスト数を算定できる。
と、いうような考え方。
「フェルミ推定を初めて聞いた!」と言う方は下記の参考書は必ず読んだ方がいいです。
【必読の参考書】
ケース問題
ケース問題とは例えば以下です。
▶家電市場を5年で3倍にするにはどうすれば良いか?
位置づけとしてはフェルミ推定の発展問題です。
(フェルミ推定で算出した値を使って戦略策定するため。)
ケース問題を解く際に重要だと思った点はこちら。
▶前提を確認する(超重要)
▶「何となく」の要素を排除する
前提を確認する(超重要)
例えば、下記例を考えます。
▶ラーメン屋の売り上げを5年以内に2倍する施策を考えよ
私がこの問題に着手するとしたら、解く前に下記ポイントを考えます。
▶ラーメン屋と言うのは「ラーメンのみを扱っている飲食店」なのか「ラーメンも扱っている飲食店」なのか?
▶売り上げ向上の対象となるのはラーメンの収益だけでいいのか?店全体の売り上げを考えるのか?
このような前提を確認することは実際にコンサルの現場でも大切です。
前提が間違っていると全てがひっくり返ってしまうことがあります。
「何となく」の要素を排除する
では売り上げをあげる施策として「毎日駅前でチラシを配布する」という結論に至ったとします。
大切なのはこの結論ではなく過程です。
この場合だと考えうるBADとGOODは以下の通りです。
「ケース問題わからない!」と言う方は下記の参考書は必ず読んだ方がいいです。
【必読の参考書】
まとめ
コンサルの就活では必ずと言っても良いほど出る「フェルミ推定」と「ケース問題」。
最初は難しく感じますが慣れると楽しく感じるようになるはずです。
面接前にしっかりと理解して臨みましょう!