BATICのSubject1では企業会計原則についての設問がいくつかあります。
しっかりと事前対策して臨みましょう。
費用収益対応の原則と発生主義会計
BATICのSubject1では、下記の用語が出てくるので抑えておきましょう。
- Matching principle(費用収益対応の原則)
- Accural accounting(発生主義会計)
ポイントは「費用がいつ認識されるのかが異なる」点です。
下記の表にまとめてみました。
費用収益対応の原則とは
費用収益対応の原則とは、
費用及び収益をその発生源泉に従って明瞭に分類し、各収益項目とそれに関連する費用項目とを損益計算書に対応表示しなければならない
というものです。
ざっくり噛み砕くと、「収益と費用はセットで計上してね」というものです。
BATICではPerpetual inventory system(継続記録法)がよく頻出します。
継続記録法では、販売された時点で費用と認識されるのでMatching principle(費用収益対応の原則)となります。
例えば、原価500円の商材を900円で販売すると仕訳はこうなります。
cash 900 / Sales900
Cost of sales 500 / inventory 500
Cost of sales 500 / inventory 500
発生主義会計とは?
発生主義会計は、
すべての費用及び収益は、その支出及び収入に基づいて計上し、その発生した期間に正しく割当てられるように処理しなければならない。ただし、未実現収益は、原則として、当期の損益計算に計上してはならない
というものです。
こちらをざっくり説明すると「収益も費用も発生したときに計上してね。計上するタイミングはちゃんとしてね」というものです。