コンサルティング業界では、よく「アベる」という言葉が使うことがあります。
巷では、「アベる」=「クビ」なんて通説も出回っているみたいです。
コンサルで勤務した経験から、この「アベる」という言葉についてに解説をしていきます。
「アベる」はこんなシーンで使われる
コンサルティングファームでは、同期とこんな会話が繰り広げられることがあります。

「俺、来週からアベるわ~」

「私ずっとアベってるんだよね・・・。」
カジュアルなシーンで「アベる」という言葉は使われます。
では、この「アベる」にはどんな意味が込められているのでしょうか?
「アベる」の意味
「アベる」のアベとは英語のアベイラブル(available)を意味しています。
そして、アベイラブル(available)の意味は「使用可能」です。
ここでいう「使用可能」とはなにを指しているのでしょうか?
ここでは「コンサルタント」がアベイラブルであることを意味します。
コンサルタントが使える状態、つまり、コンサルティング業界では、「あるコンサルタントがプロジェクトにアサインされていない」という意味でつかわれます。
アベイラブルは暇?
アベイラブルは暇で良いのではないかと思われるかもしれません。
理由は、
- 周りから白い目で見られるから
- 評価に大きく影響するから
の大きく2つに分けられると思います。
アベイラブルのデメリット①周りから白い目で見られる
アベるとどうなるのか?
多いケースとしては、自主勉強をすることになったり、研修に参加することになります。
しかし、周りの人はプロジェクトに入ってバリバリ活躍しているところを見ると
「自分はなにをやっているんだろう・・・。」
と感じるようになります。
また、特にタスクがあるわけでもないので
「なぜ自分はここにいなくてはならないんだろう・・・。」
という疑問に苛まれることがあります。
また、長い間アベっていると周りから「あの人はまだアベっているの?」「いつになったらプロジェクトにアサインされるの?」という目で見られるのはこの業界では避けては通れないでしょう。
アベイラブルのデメリット②評価がされにくくなる
アベイラブルになるとたいがい評価がされにくくなるようです。
それは「評価の対象となる業務がないから」です。
もちろん、アベっている最中に資格取得等をすれば評価につながるかもしれません。
しかし、たいがい評価というのは「プロジェクトにおいてどんな活躍をしたか」で決定されます。
それ故に、アベっている人は高い評価を得られにくかったりします。