「資本主義の限界」を読んだ

日本の根底にある資本主義とはどういう原理なのか?

現状どうなっているのか?今後は?

そんな疑問に対して答えを出してくれる本でした。

なぜこの本を手に取ったのか

社会人になって以来、こんなことを思うことがありました。

・意味もなく「定時」に縛られるのが不満

・毎日の満員電車が奴隷船のよう

・お金持ちになるにはどうしたら良いのか

そこで

「もしかして資本主義という構造下で生きている以上、この構造を理解しないとお金持ちにはなれない?」

と安直な疑問を持ち、たまたま見つけた「資本主義の限界」というタイトルに惹かれ購入しました。

「正の経済」と「反の経済」

言葉の定義

「正の経済」・・・需要が供給を上回っている状態

「反の経済」・・・供給が需要を上回っている状態

正の経済の例

・とあるスタバにJK3人が来店したと仮定する。
・そのスタバにはフラペチーノ2杯しかないと仮定する。
→『需要>供給」の状態
→供給(フラペチーノ)を増やせば売れる
→つまり供給が需要を産む状態(※これを「セイの法則」という。)

 

反の経済の例

・とあるスタバにJK3人が来店したと仮定する。

・そのスタバにはフラペチーノ30杯あると仮定する。
→『需要<供給」の状態
→需要(JKのフラペチーノ飲みたい欲)を増やせば売れる
→つまり需要が供給を産む状態

そして現在の日本は反の経済の状態であり、
供給能力はあるが設備投資が行われない。

「反の経済」と二極化

以下のような二極化が進んでいる。

消費の二極化

・庶民志向

例1)築地吉野家極
→品揃えを牛丼に絞り、250円という圧倒的低価格で販売。

例2)LCC
→従来よりも数千円安く飛行機に乗れる。

↔︎

・高級志向

例1)カネボウ化粧品
→1万円を超える化粧品を出したところ、売上高が前年比70増。

例2)石川県にある高級ホテル「加賀屋」
→料金は1泊10万円は下らないが、満足どの最大化を目指している。

所得の二極化

「正の経済」では・・・
・所得の均一化が進む
・中間層の多い分布となる

「反の経済」では・・・
・所得の固定化が進む
・中間層の割合は減り、富裕層と貧困層の二極に別れる

後者は中世の貴族社会や共産主義社会を想起させるものであり、
資本主義の行く末はファシズムor社会主義かという懸念がなされている。