職場でどうも気が合わない上司がいる、周りに馴染めない・・・・。
そんな人間関係に悩みを抱えていた時に目についたこの本。
読んだあとはスッキリした気分になりました。
人生で最も大切な素養
筆者は人生で最も大切な素養として「忍耐力」を挙げている。
伝説のボクサーであるモハメド・アリも攻撃を食らった際は、
効いていなくても効いているくらいに感じさせ、相手を油断させ、相手を調子に乗らせてエネルギーを消耗させ、反撃するという戦術を取っていたという。
怒りを感じたら応戦するのではなく、やられたふりをしてその場を立ち去ることの意味を説いている。
アホと戦う可能性がある人物の特徴
次のような特徴を持つ人は無駄な戦いを繰り広げるという。
・正義感が強い
・自信に溢れる
・責任感が強い
・お節介
こういう特徴を持つ人には共通して「プライドが高い」という性質がある。
変なプライドがあると「知らないから教えて」と言えず、
間違ったり足りなかったりする情報で判断を誤ってしまう。
このプライドを捨てるにはどうすればいいか?
「等身大の自分を見極めること」が極めて重要である。
上司があなたを見てくれない理由
部下であれば上司に対する不満が溜まっていたり、上司が無能に見えたりすることもある。
筆者はそこで上司の気持ちを考えるべきであると言っている。
上司は部下よりも大きな責任を背負っていたり、上にも下にも気を遣い疲弊する状況なのは確かである。
そこで、「頑張っていれば誰かが見てくれている」ではなく「私がこれをここまでやりました」と
積極的にアピールすることが大切なのである。
まとめ
この本にはまだまだ悩んだ時の処方箋になる言葉が詰まっています。
職場の人間関係で疲れた、憂鬱な気分を晴らしたい、そんな時に読んでほしい一冊です。